かなり久しぶりの投稿になってしまいましたが…
今日は、家を長く持たせるために、とても重要な◯◯。
でも、意外とほっとかれがちな◯◯について書こうと思います。
【建物を長く使うには…】
よく、『もう築30年以上経ってるから、もう持たないよね?』
とか、
『あと何年くらい使えると思う?』なんてご質問を頂きます。
正直、あと何年持つか?という問いにはっきりと答えられる設計士や工務店はいないと思います。
ただ、ちゃんとメンテナンスしていれば、30年や40年で朽ちるものではないのは確かです。
建物を長くもたせるには…『水気にさらさないこと』
これに尽きると思います。
・床下からの湿気
・お風呂のタイルの継ぎ目からの水漏れ
・配管からの水漏れ
(給水管からの漏れは、水道メーターの検針で発覚しやすいですが、排水管からの漏れは発覚が遅れる場合が多いんです。)
・屋根からの雨漏り
・外壁からの雨水の浸入
これらをシャットアウトすることで、木造建築の寿命は劇的に延びます。
中でも、意外にほっとかれがちなのは…
それは…そう、外壁です。
実は、『雨漏りの70%は外壁から』なんていうデータも出ています。
なのに、なぜほっとかれがちなのか…?
それは、『目に見えないから』というのが一番だと思います。
例えば、屋根から雨漏りしてたら、すぐ天井にシミが出てくるので、
『やばい!雨漏りしてる。直さなきゃ!』
ってなりますよね。
床下の湿気も、床がフカフカになってきたり、カビが生えてきたりと、時間はかかるものの、目に見える症状が出てきます。
じゃあ、外壁は?というと、、
特に今は内装にクロスを貼っているため、目に見える症状が出にくいんです。
実際には、外壁の防水力(塗膜)が失われ、水分を含み、建物の中で発散する状態になっています。
常に湿気にさらされるようになり、木は傷み、カビが増殖する…
でも、見えないからそのまま放置。
『外壁、褪せてきたな〜、その内塗らなきゃね。』
で終わってしまって、気づけば手遅れに。
なんて建物をたくさん見てきました。
そう、外壁は見た目だけでは無くて、家を守るためにとても重要な役割を果たしているんです。
せっかく建てた家を失わないためにも、一度チェックしてみてください。
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